プロジェクションマッピングってどんな仕組みなの?活用するメリットや事例をご紹介

プロジェクションマッピングは、見る人が息をのむほどの美しさを表現できる映像技術です。大きな建物や音楽ステージなど、屋内外のイベントで活用されていますよね。ところで、プロジェクションマッピングってどんな仕組みなのかご存知ですか?今回は、プロジェクションマッピングの最新技術や3つのメリットをご紹介したいと思います。

また、プロジェクションマッピングの仕組みを活用することで実現できる事例もぜひご参考くださいね。集客や認知度をアップさせる方法のひとつとして取り入れてみませんか。

プロジェクションマッピングとは?仕組みを簡単に解説

ではさっそく、プロジェクションマッピングの仕組みをみてみましょう。また、楽しむために必要な環境も知っておきましょう。

最新技術のプロジェクションマッピングとは?

IT用語辞典によると、プロジェクションマッピングとは、「プロジェクターを利用して空間や物体に映像を投影し、重ね合わせた映像にさまざまな視覚効果を与える技術、およびパフォーマンスのことである」とあります。

最大の特徴は、建物など凹凸のある面に映像素材を貼り付けることで、光や陰影の効果でより立体的に浮かび上がらせたり、あたかも動いているかのように見せることができることです。実物と映像の融合が生み出す世界観が魅力です。

プロジェクションマッピングの仕組み

プロジェクションマッピングの仕組みは、映像制作とマッピング(貼り付け)、投影から成り立ちます。投影対象の形状にあわせた映像を作成作成したら、専用のソフト・アプリで立体物にぴったり重なるように貼り付け作業をおこないます。それをプロジェクターなどで投影します。

どんなところで活用できるの?

意外にもプロジェクションマッピングの歴史は古く、1969年ディズニーのホーンテッドマンションのアトラクションにあった胸像の顔部分に投影されるなどしています。まるで胸像が生きているかのようだったといいます。

近年ではレジャー施設や有名な建造物、ライブイベント、スポーツイベント、展望施設などでも活用されています。

【参考:Weblio辞書「プロジェクションマッピング」

プロジェクションマッピングの仕組みを活用する3つのメリット

プロジェクションマッピングの仕組みを活用して、立体感や空間を演出することができます。次のような3つのメリットが得られますよ。

インパクト大で感動をよぶ

プロジェクションマッピングのダイナミックな光の演出は、見る人にインパクトを与えることができます。普段見慣れた駅などの施設が、いつもとは違う意外性やエンタメ性をもつからです。水族館やライブステージなど屋内施設で活用すれば、観客に一体感がうまれやすく感動をよびおこします。

投影対象に合わせて演出できる

プロジェクションマッピングの対象物は、なにも大きくなければいけないとは限りません。たとえば、人の顔や身に着けている服、自動車など小さい対象物でも投影することができます。また、これまでは壁のような平面への投影が主流でしたが、技術の進歩により、表面が平らでなくてもうまくマッピングできるようになりました。

企業の広告や集客につながる

また、企業の展示会や発表会、プロモーション活動の一環としてプロジェクションマッピングが注目されています。じっさいに、集客をよぶことに成功している例も多いですよ。SNSなどで評判になり拡散されれば、自社商品やサービスの認知度アップにも繋がります。

プロジェクションマッピングの仕組みでこんなことができるの!?

ここでは、プロジェクションマッピングの仕組みを活用した成功事例をみてみましょう。はっと目を見張るアイディアが満載ですよ。

小さなシェフによるディナーショー-Le Petit Chef-

ドイツのアーティストらによって制作された作品に、「Le Petit Chef」があります。テーブルの上に設置されたプロジェクターから投影されるのは、小さなシェフが料理を一生懸命につくる姿でした。本物の料理が出でくるまでの時間もお客さまは退屈しないばかりか、より美味しくいただける演出となっていますよ。

【参考:Skullmaping「Le Petit Chef」

新江ノ島水族館のナイトアクアリウム

新江ノ島水族館では、水族館で初のプロジェクションマッピングを活用したナイトアクアリウムやショーが開催されています。巨大水槽に泳ぐ海の生物たちと光のコラボが、神秘的な世界観を演出しています。フォトジェニックな写真が撮れることでも人気があるようです。

チームラボによる未来の遊園地

チームラボは、国内外の美術館でデジタルアート作品の展示を手掛けています。「未来の遊園地:グラフィティネイチャー」では、プロジェクションマッピングによるアートと遊園地を一度に楽しめる空間を演出しています。

お絵かき水族館では、自分たちが描いた魚が自由に泳ぎ回るようすが投影され、触れると逃げ出したり、エサやりができるなど、プロジェクションマッピングならではの楽しみかたができます。

【参考:teamLab公式HP

まとめ

プロジェクションマッピングの仕組みは、作成した映像を、専用ソフトなどで投影する対象にあわせてぴったり重ねることで成り立ちます。最新の技術によって、表面が凸凹している立体物、あるいは巨大な建造物でもマッピングが可能になりました。

プロジェクションマッピングの仕組みを活用すれば、見る人を感動させることはもちろん、企業としてのPRにもなります。活用の成功事例を参考に、広告や集客方法の一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。

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