プロジェクションマッピングのイベントは野外で行っているものも多く、また、室内でも感染症対策はしっかりされているので密にならないようにされています。
異性とのデートにもってこいの雰囲気のいいものからアニメの好きな人向けのものまで幅広く、遠出をしてまで見に行く価値があります。しかし、どのようにイベントが開催されているか知らない人も多いでしょう。
今回は、プロジェクションマッピングに関する基礎知識や、どのようにプロジェクションマッピングのイベントが行われているのか、また依頼は可能なのか解説していきます。2022年のイベント情報なども踏まえて足を運ぶのもいいですよ。
【基礎知識】プロジェクションマッピングのイベントを知る前に!
プロジェクションマッピングとよく聞くけど、実際はどんなものか説明できる人は少ないと思います。プロジェクションマッピングのイベントに行った際に、知識があるとより楽しめますよ。
プロジェクションマッピングとは?
映画がスクリーンに平面に映すのに対して、立体的に映す技術がプロジェクションマッピングです。ただ立体に投影するわけではなく、その投影されているものを生かしつつ映像自体が立体に見えるようにされています。
プロジェクションマッピングの優れている点は、どんなものにでも投影できること。公園や湖、楽器に投影されていて、近年では料理の演出やディズニーでも使われていますよ。
プロジェクションマッピングに必要な機材
プロジェクションマッピングに必要な機材は3つのみです。
・映像を投影するプロジェクター
・映像を制作、操作するパソコン
・映像を加工するソフトウェア
ソフトウェアで有名なのがアドビシステムズ株式会社が出しているAdobe After Effects CCとAdobe Illustrator CCです。デザイナーの人には馴染みのあるもので、パソコンのスペックは、このソフトを問題なく動かせるものを選びましょう。
プロジェクションマッピングの仕組み
プロジェクションマッピングの仕組みはそんなに複雑ではありません。投影するもの、例えば、椅子や公園などに合わせた映像をマッピングして投影します。プロジェクションが投影、マッピングが貼り付ける作業という意味なのでそのままですね。
非現実的な表現ができるのでアニメと相性がよく、まるでキャラクターが飛び出してきたかのような印象を与えることができます。
プロジェクションマッピングが見れるイベントもある?調べ方は?
プロジェクションマッピングのイベントは各地で開催されています。もちろん夏場は特に多く、非現実的な世界や見たことのない絶景を味わうこともおすすめです。
夜景や建造物と一緒に楽しめる
・東京タワーで夜景とバックに
東京タワーが2022年5月24日〜9月4日の期間限定でプロジェクションマッピングのイベントを開催しています。テーマは「summer landscape」、直訳すると夏の風景。
メインデッキから見える夜景をバックに映し出される映像は、いい雰囲気になること間違いなしです。東京タワーの展望料金のみで見ることができるのも嬉しいポイントですね。
【参考:TOKYOTOWER「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Summer landscape~」】
コラボイベントもある?
・鬼滅の刃好きに嬉しい企画
兵庫県淡路島で2022年4月9日〜9月30日の間開催されていて、実際の夜の森を歩きながら楽しむことができます。
那田蜘蛛山をモチーフにしており、鬼滅の刃好きにはもってこいです。昼にも謎解きのイベントを開催しているので、一日いても楽しめるイベントとなっています。
【参考:ニジゲンノモリ「ニジゲンノモリ×『鬼滅の刃』コラボイベント」】
イベントはどうやって探すのか?
プロジェクションマッピングのイベントは、総合情報サイトやネットニュースに掲載されています。SNSでイベントを見に行った人が投稿していることもあるので、「プロジェクションマッピング イベント」で調べてみるのも一つの手です。
長期でやっているイベントが少ないので常にアンテナを張っておくと見逃すことなく見ることができますよ。
【参考:プロジェクションマッピングの総合情報サイト「MAPPING WORLD」】
プロジェクションマッピングのイベントは依頼できる!その費用とは?
プロジェクションマッピングを見てみたいけど遠方に住んでいる人は見ることが難しいと思います。そこで、プロに依頼してプロジェクションマッピングのイベントを開催してみるのも一つの手です。依頼する時のために費用はどのくらいか把握しておきましょう。
プロに依頼するときの費用
常設プロジェクションマッピングなどの大規模なものだと500万円以上、合計幅が2m以下のプロジェクションマッピングなどの小規模なものだと30〜100万円となっています。
プロジェクションマッピングを依頼する時の費用は、規模や企画案などによって異なることに注意しましょう。会社によっても違いがあるので大体の相場と考えてください。
出来るだけ費用を抑えるためには
「企画費用を抑えること」と「自分でプロジェクションマッピングを作ること」ができれば費用を抑えることができます。
「企画費用を抑えること」は、制作会社がすでに作っている映像を使えば、企画費用を抑えられます。その分オリジナリティには欠けるので、制作会社との相談は必要です。
「自分でプロジェクションマッピングを作ること」は、難しいイメージがあると思いますが、小規模なものであれば自分で作った事例も多く、挑戦してみるのも楽しいと思います。
素人でも簡単に作れるのか?
結論を言うと、初心者であっても作ることは可能です。ただし前述した機材を揃えること、ある程度の知識があることが必要です。パソコンを普段から触っている人は、問題なくできると思います。
イベントで見るような大規模なプロジェクションマッピングは難しいので、投影対象が、構造のシンプルな立方体の箱から始めるといいでしょう。
まとめ
今年の夏はプロジェクションマッピングのイベントがアツいです。涼しさを感じさせてくれるものから情緒に浸ってしまうものまで夏にもってこいの演出が数多くあります。
また、プロジェクションマッピングとは何なのか聞かれた時に答えられるとスマートな印象を与えることができるので覚えておきましょう。プロに依頼すれば地元でイベントを開催することもできるので検討してみてください。